立命館大学映像学部が選択した「プロの世界で通用するツール」
Avidビデオ編集システムとDigidesign Pro Tools|HDシステムで学ぶ映像制作
100年を越える歴史と、小学校から大学院に至るまでの独自の教育カリキュラムを特色とする立命館は、実に49,000人が学ぶ総合学園であり、その中心的な存在である立命館大学には、12学部、40学科へ西日本最大の33,000人もの学生が在籍しています。2007年、衣笠キャンパスに開設された映像学部は、アートとテクノロジー、ビジネスを総合するアプローチで映像分野におけるプロデュース能力を育成し、映像文化を創造する人材の育成を標榜。新校舎の「充光館」には、ゲーム・CG制作を行うコンピューター教室に加えて、クオリティの高い映像・音響設備を備えた教室、さらには映像編集や音響編集が可能な実習施設も設置されています。
立命館大学映像学部の冨田美香准教授は、この映像学部の特徴を「動画映像の基礎は映画であり、その歴史や考え方を学ぶとともに、撮影や録音から編集まで、基本的なスキルを学生全員が学んでいくこと」と述べています。「時間軸上を映像が進んでいくパッケージ型の映画やTV、CMなどの“リニア”系、ゲームのようにユーザーが時間の流れを変えていける“インタラクティブ”系の、それぞれの分野をどう深めていくかは、受講生の選択科目によって変わってきます。映像学部に入学したら、どの分野に進むのであれ、全員がビデオカメラを使って撮影をし、録音し、編集し、演出できることを目指しています」。

この映像学部の基本ツールとして選択されたのが、Avidビデオ編集システムと、Digidesign Pro Tools|HDデジタル・オーディオ・ワークステーション・システムです。「プロの現場で使われているツールに、学生が慣れ親しむことができることが重要でした。プロの世界で一番通用するツールを選んだ結果、AvidとPro Toolsを基礎教育の部分で導入しました」。(冨田准教授)
映像学部で編集の授業を受け持つ東映株式会社京都撮影所の山本浩史主任は、「東映京都の撮影所では、編集はAvid、録音部の仕上げでもPro Toolsを使っていますので、このワークフローで使い慣れていますし、AvidとPro Toolsのやり取りも形が出来上がっているので、非常に安心して使えます」と述べています。「冨田先生から機材選定のお話があったときも、是非Avidでやりたいとお伝えしました」。
また、映画技術と音響を専門とする林基継教授も、Pro Toolsシステムの選択理由について「Pro Toolsは世界的にも市場を席巻していますし、データの互換性から考えると、Pro Toolsしかないですね」と語ります。「Pro Toolsは音楽制作にも使えるので、音の作業にもPro Toolsが使えると便利だと思います」。(冨田准教授)Nitris DXシステム3セットが用意されています。「1年生の後期から映像の制作実習が始まって、その辺からAvidを使った授業が始まります。最初は基礎的な知識が中心になりますが、そこから2年生の後期くらいまでAvidの基礎的な使い方を学び、編集の表現にも踏み込んでいきます。2年生まではXpress Pro、撮影はDVカメラを使い、DVのフォーマットで取り込んでXpress Proで編集を行います」

「2年生の後期では、同じくDVですが16:9の画面を使って作品を作ります。3年生からはゼミが始まるので、そこでは学生に自由に制作させます。3年生の前期の後半からHDを取り入れた授業になり、P2カードを使ったカメラでの撮影を行うので、例えばそのワークフローでデジタル・シネマを意識して仕上げていくようなことも考えていて、それと並行してMedia Composer Nitris DXを使った、HDでの専門的な編集の授業を行っています」。(山本主任)
また実習授業以外の時間帯も夜9時まで機材を使えるため、自主作品を作ることも可能です。
一方、音響編集実習室には計15セットの003 Factory Pro Tools LEシステムが、またMA室にはPro Tools|HD及び003 Rack Pro Tools LEシステムが用意されており、オーディオ作品のレコーディングや編集、またナレーション、アフレコ、効果音を追加する実践的な授業も行われます。「1年生の後期の必修では、映像作品を作るための、基本的な音の流れや過程を説明。2年生の後期からはPro Tools LEを学び、2年生の最後ではMAルームでの作業を説明します。3回生ではシステムの把握や、5.1チャンネルの授業も行います」(林教授)
こうした充実した設備とカリキュラムに加えて、映画会社や映像制作会社、ゲーム会社などとの提携による、インターンシップの推進も大きな魅力です。「インターンシップでは、例えば新作映画のPR映像をドキュメンタリー的に作ったり、記録映像的に収めたものを作ったり、ゲーム系の会社に行ったりということもします。こうしたインターンシップや、自主制作などにより、いろいろな経験をして、自分に足りないところをまた学ぶことができます」。(冨田准教授)
立命館大学映像学部
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